今最も頼りになる男が再び連敗ストッパーとなる。２９日のヤクルト戦（甲子園）で先発を務める阪神の青柳晃洋投手（２７）が２８日、甲子園で行われた投手指名練習に参加。最下位争いを演じているＤｅＮＡ相手に、まさかの３連敗を喫したチームの危機を救うべく、強い気持ちを示した。

　「チームが連敗していますし、ジャイアンツもすぐそこまで迫ってきている。どんな形でも勝ちに貢献できるように頑張っていきたいと思います」

　前回登板の２２日・中日戦ではチームの連敗をストップするなど、６月は３戦３勝。ソフトバンク・石川、楽天・涌井、そして中日・大野雄と、いずれも各チームのエース級に投げ勝った。防御率１・９６はリーグトップを誇っている。

　それでも好調・ヤクルト打線への警戒は忘れない。「最近はすごく打つイメージですし、一発のある打者が多い。長打に警戒して投げたい」。４戦４勝となれば、自身初となる月間ＭＶＰ選出の可能性も十分だ。