【金本知憲氏の眼】阪神・大山 つかんだ「右方向」 田中将からの一発に成長実感

 リーグ戦再開を前に、デイリースポーツ評論家の金本知憲氏(53)が阪神の選手を1人ピックアップし、ここまでのプレーを分析した。大山悠輔内野手(26)に感じた成長を評価。交流戦期間を経てチーム状況にも変化があった中、変わらず首位を走るチームと同選手に期待を寄せた。

  ◇  ◇

 ここまでの阪神は、順調すぎるぐらいという戦いを見せている。投打ともに、充実した戦力が一番の要因だろう。

 投手陣ではリリーフが安定していることが大きく、岩崎が抹消された時に不安は出たものの、その穴もうまく埋められた。打線ではムダなヒットが少ないのと、ホームランでも効果的に点を取れている。先週末の楽天3連戦でも、マルテが涌井から、大山と佐藤輝が田中将からホームランを打って、勝利につなげていた。

 大山で言うと、田中将からライトに打ったホームランは成長している部分と言える。元々はタイプ的に、真っすぐに強い引っ張り系のバッターだったが、去年ぐらいから右方向に大きいのを打ち始めた。つかんだものがあるのではと感じる。

 ケガで離脱した期間もあって、大山本人はこの数字では物足りないと思っているところもあるだろう。ただ、まだそこまで焦ることもないし、十分に巻き返す時間は残っている。

 リーグ戦再開は巨人との3連戦となるが、順位うんぬんを考えるのはまだ早いかなと思う。もちろん全て勝ちにいった上でだが、今のゲーム差を考えると最低でも1つ取れればという感覚なのではと思うし、順位を気にすることなく、今の戦いを続けていけばいいのではないか。

2023-11-05
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