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阪神・原口 執念V撃!同点九回2死代打で決めた! 2年前の感動再び

 9回、勝ち越し適時二塁打を放った原口は塁上でガッツポーズ
 9回、左越えに勝ち越し二塁打を放つ原口
 9回、代打で勝ち越し適時二塁打を放つ原口
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 「日本ハム2-3阪神」(8日、札幌ドーム)

 あの日を思い出した。阪神・原口文仁捕手(29)が同点の九回2死二塁から、代打で決勝の左越え適時二塁打。大腸がんから復帰した2年前の2019年6月9日の日本ハム戦(甲子園)でのサヨナラ打に続くハム斬り。連敗を「2」で止めるセ・リーグ唯一の白星で、2位・巨人とのゲーム差を「4」に広げた。

 北の大地が揺れた。虎党が鳴らすメガホンの音が札幌ドームを包んだ。そのど真ん中で原口が笑い、歓喜に沸く一塁ベンチにガッツポーズで応える。「チームが勝つことが本当に一番うれしいですね」。今季初タイムリーが値千金の決勝二塁打。“帝京魂”を一振りに込め、また日本ハム戦で奇跡を起こした。

 一進一退の攻防が続いた2-2の九回。先頭のサンズが右中間フェンス直撃の二塁打で出塁した。しかし、代打・坂本が送りバントを失敗。北條も空振り三振。2死二塁と土俵際に追い込まれたところで「代打・原口」がコールされた。

 「長い戦いをしていたらミスも出てしまうので。全員でカバーし合うことが勝利につながると思う」。杉浦の甘く入った変化球に食らいつき、打球は前進守備を敷いた左翼・西川の頭上を越えた。後輩のミスを振り払う一打に矢野監督は「フミ(原口)に助けられた試合やね」と最敬礼だ。

 2019年6月9日・日本ハム戦(甲子園)。大腸がんから復活した背番号94は同点の九回2死一、三塁の場面に代打で登場し、秋吉からサヨナラの中前適時打を放った。「必死のグッチ!」。復帰後初のお立ち台で涙するファンに届けた決めゼリフ。奇跡を起こした男には支えとなったメッセージがあった。

 「シーズン中にまた一緒にプレーできることを願っています。お互いまだまだ頑張らないとな!」。母校・帝京の1学年先輩、日本ハム・杉谷からの熱いエールに心は奮い立った。この日、先輩は原口が決勝タイムリーを打った直後の九回に代走として出場。同じグラウンドでまた真剣勝負できた。

 原口は言う。「野球ができている幸せを感じたり、当たり前のことを当たり前にできる幸せを持ちながらやっている。そういうのを見て何かを感じてもらえたらうれしいです」

 連敗に沈む虎を救い、2位・巨人とのゲーム差を「4」に広げた。「今は出たところでチームのために活躍する。貢献する。それが一番ですね」。必殺仕事人は表情を引き締め、次戦を見据えた。

 ◆原口のハム撃ち 最も劇的だったのは、2019年6月9日の対戦(甲子園)。3-3の同点で迎えた九回2死一、三塁から代打で登場し、相手6番手・秋吉からサヨナラ中前打。大腸がんからの復帰後初のお立ち台に立った。

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