阪神・スアレス「みんながいい仕事をした」自己最速163キロで18セーブ
「日本ハム2-3阪神」(8日、札幌ドーム)
阪神の守護神、ロベルト・スアレス投手(30)が自己最速の163キロをマークし、球場をどよめかせた。剛球で日本ハム打線をねじ伏せ、リーグトップの18セーブを挙げた。
163キロをマークしたのは1点リードの九回1死で対戦した近藤の打席だった。カウント2-1からの4球目、内角高めに投げ込んだ一球を打者は辛うじてファウルとしたが、スコアボードに同球速が掲示されるほど、球の威力は抜群だった。
最後は162キロ直球で近藤も手も足も出ず。続く高浜には右前打を許し、2試合連続本塁打中の王と対戦。11球粘られたが、最後は160キロの剛球で左飛に仕留めた。スアレスは「みんながいい仕事をしたと思っている。自分だけではなくて、この勝利をきっかけにどんどんどんどん勝ち続けられるようにチーム一丸となってやっていきたい」と決意を込めた。