阪神・佐藤輝が1試合3発を解説「自分のスイングをと」ももクロの話題には吹き出す

 “ももクロの聖地”メットライフで大暴れ!笑顔でZポーズを決める佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 9回、右中間に勝ち越し3ランを放ち迎えられる佐藤輝(撮影・金田祐二)
 9回、佐藤輝の勝ち越し3ランにガックリの中村(撮影・飯室逸平)
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 「西武7-10阪神」(28日、メットライフドーム)

 阪神が土壇場で逆転勝ち。ドラフト1位・佐藤輝が1試合3発の離れ業をやってのけた。

 試合後のヒーローインタビューでは、3発をそれぞれ解説。

 「1本目は必死に食らいついた結果、入って良かった」と語り、2本目については「いつも通り自分のスイングをしようとした結果、いい打球がいってくれて良かった」と振り返った。

 そして、九回2死に生まれた劇的な3本目については「逆転のチャンスで自分のスイングというところを意識して打席に入りました」と笑った。

 人気アイドルグループ・ももいろクローバーZの大ファンとしても知られる佐藤輝。ももクロの聖地であるメットライフドームでの活躍について話題を振られると、思わず吹き出し気味に笑い、「メットライフで打てて良かったです」とうなずいた。

 衝撃弾は九回2死、7-7と追いつき、なお2死一、三塁。佐藤輝がキャレットの154キロを打ち砕き、右中間上段へ勝ち越しの13号3ランを放った。プロ入り2発をマークしたのがこの日初めてだったが、3発でファンの度肝を抜いた。

 佐藤輝は二回先頭では高橋がのフォークに泳ぎながらもジャストミート。左打者の1年目での11号は高卒と大卒と違えど、元巨人・松井秀喜氏に並ぶ本塁打数となった。

 1点リードとなった六回1死走者なしでは高橋の直球を捉え、左中間席に運んだ。“ゴジラ”超えの12号ソロをすぐさま放ち、驚異のパワーを見せつけた。

 1試合3発は阪神では18年9月の大山以来。球団の新人では初めてで、セ・リーグ新人では1958年・長嶋茂雄以来、2人目となった。

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