阪神 投壊…18年ぶり11四球、今季最悪14失点 中継ぎ再編へ

 5回5失点と乱調だった西勇
 6回、サンタナ(右)に3点適時二塁打を浴びる小野
 9回、ヤクルト・並木秀尊に2点適時二塁を許した桑原
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 「阪神3-14ヤクルト」(18日、甲子園球場)

 有観客のスタンドにため息が漏れた。首位を走る阪神の投手陣が崩壊し、甲子園では4年ぶり、今季ワースト14失点で大敗だ。申告敬遠が1つあったものの、11与四球は2003年以来、18年ぶりの屈辱となった。

 先発・西勇が珍しく制球に苦しみ、5回6四死球と乱れると、中継ぎ陣も立て直すことができない。2番手・小野は先頭からの9球連続ボールを含む4連続四球を与えるなど4失点。3番手・守屋も村上に被弾するなど2回を3失点、最後はベテラン桑原も2点を失った。球審の判定が厳しかったとはいえ、いずれも四死球絡み。守備の時間が長引き、甲子園は重苦しいムードが漂った。

 「四球、死球だけではないよね。登板間隔が空いてなかなか難しいところもあるけど、ああいうところを粘っていくのがゲーム上、みんなの仕事やから。もちろん、四球も一つの原因にはなるけど…」

 矢野監督はそう指摘した。コーチ会議は20分以上開かれたもようで、1、2軍の入れ替えについては「うん、もちろん」と即答。前カードの東京ドームでの巨人戦に勝ち越して首位を快走する中、改めて手綱を締める形だ。

 19日は高卒2年目の西純がプロ初登板初先発し、仕切り直しの一戦となる。得意の先行逃げ切りに持ち込み、プロ初勝利を挙げさせる。

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