阪神・馬場が救った!ガンケル、アクシデントで緊急登板も3回0封、今季初星

 6回、ピンチをしのぎガッツポーズを見せる馬場(撮影・飯室逸平)
 力投する馬場(撮影・高石航平)
 試合に勝利し、好投の馬場(右)をタッチで迎える矢野監督(撮影・高石航平)
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 「DeNA2-3阪神」(9日、横浜スタジアム)

 緊急登板でこれ以上ない大仕事をやってのけた。四回から2番手で緊急登板した阪神・馬場が3回2安打無失点。ガンケルのアクシデントにも動じず、一心不乱に腕を振った。7試合連続自責0とし、20年9月18日・中日戦以来となる白星。今季初勝利が舞い込んできた。

 最大のピンチは2点リードの六回だった。1死二塁のピンチを背負ったが、宮崎を空振り三振。2死二塁となり、続く嶺井を二ゴロに斬ると、ベンチへ勢いよく戻った。控えめに“馬場ガッツ”をさく裂。あふれんばかりの笑顔でナインとタッチを交わした。

 「相手に流れを与えない投球を心掛けていました」と逆転を呼び込む好救援。「ピンチの場面でも何とか粘って0点で次につなげられるよう、一球一球丁寧に投げることができました」と毎回走者を許しながらも、本塁は踏ませなかった。

 キャンプは1軍で過ごしたが、開幕は2軍スタート。「与えられた場所でやるしかない」とファームでは先発調整しながら、出番を待った。この日のロングリリーフは2軍で先発を経験していたことが生きた形だ。

 矢野監督も「3回まで頑張ってくれたっていうのが大きな貢献」と称えた。昨季は中継ぎとして32試合に登板。今季はさらなる飛躍が期待される。悲願のVに向け、ブルペンを支える貴重なピースになってみせる。

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