阪神・ガンケル 開幕4戦4勝!ムーアの再来 連続無失点ストップも安心の6回1失点

 「阪神10-7ヤクルト」(18日、甲子園球場)

 安心して見ていられた。コーナーへ見事に投げ分け、凡打の山を築く。阪神の先発・ガンケルは6回5安打1失点。開幕から4戦4勝で03年のムーア以来、球団の外国人では史上2人目の快記録となった。

 それでも「終盤、自分の中で制球できなかった部分というのがあって、それで失点を許してしまった」と苦虫をかみつぶした。五回まで2安打無失点と圧巻の投球。ただ六回にボールが真ん中付近に集まり始め2死一、三塁とピンチを広げた。続く青木に一、二塁間を破られ、チームの連続イニング無失点記録が33でストップ。打球が抜けるのを確認すると、天を仰いだ。

 失ったのはわずかに1点でも、決して満足はしない右腕。そのシビアさが今季の快進撃を支えているのかもしれない。この日は、03年に43打数14安打で打率・326の数字を残したムーアをほうふつとさせる中前打も記録。「高校ではクリーンアップを打っていた」というのも納得できるシュアな打撃で三回の猛攻の口火を切った。

 「守備や攻撃という、みんなの要因が重なって幸いにも4連勝ができた」とガンケル。好調な虎の先発陣に欠かせない男となった来日2年目右腕。16年ぶりの悲願に向け、ムーアの再来…いや、ムーアを超える助っ人になってみせる。

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