阪神・藤浪 “三度目の正直”今季初星へ闘志 9日DeNA戦先発へ

 練習中、佐藤輝(左)に話しかける藤浪
 キャッチボールで調整する藤浪
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 9日・DeNA戦(横浜)に先発する阪神・藤浪晋太郎投手(26)が8日、甲子園でキャッチボールや短距離ダッシュなどを行って最終調整。今季初勝利に向けて「とにかく自分のピッチングをすることに集中したいです」と闘志を燃やした。

 対DeNAは通算23試合に登板して13勝3敗、防御率2・90。横浜スタジアムのマウンドも得意としているが「自分が抑えているというよりは、打線に援護してもらっているという印象が強いです」と過度な意識はない。

 DeNAは既に来日しているソト、オースティンが2週間の隔離期間中だが、クリーンアップを担うドラフト2位・牧(中大)ら好調な選手は多い。藤浪は「どんどんスイングしてきますし、強打のイメージがあります。外国人選手が不在とはいえ少しでも気を抜いてしまうと大量得点になってしまうので、粘り強く投げていきたいと思います」と表情を引き締めた。

 奮闘した開幕戦に続き、前回登板した2日・中日戦も6回7安打1失点で勝敗はつかなかった。チームは8日・巨人戦で今季2度目の完封負けを喫し、連勝が「4」でストップ。“三度目の正直”で2021年の初勝利をつかみ、矢野阪神を再び上昇気流に乗せる。

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