阪神・大山悠輔内野手（２６）が２５日、開幕戦の必勝を宣言した。新主将として迎えるプロ５年目の２０２１年シーズン。今季初戦の先発マウンドに上がる同学年の藤浪と「勝てるように一緒に頑張りたい」と投打でチームをけん引し、勝利に導く。

　昨年は不調で開幕スタメンから外れたが、今年は不動の「４番・三塁」。背番号３は「負けていい試合なんてない。勝たないとやってきたことが報われないと思う。どんな形でも勝ちたい」と並々ならぬ闘志を燃やした。

　腰背部の張りでキャンプ中盤に一度調整ペースを落としたが、現在は全く問題ない。オープン戦は全１３試合に出場して打率・２６２、１本塁打、５打点。チームは９勝２敗２分けで優勝。最高の状態で２６日のヤクルトとの開幕ゲームを迎える。

　「去年は開幕スタートに失敗して、チーム全体としてすごくキツかった。今年はスタートダッシュというところで、まず開幕でいい流れに乗れるように」

　この日は神宮球場で行われた開幕前の全体練習に参加。独特な緊張感が漂う中で「個人的にもいい気持ちがつくれている」と心身ともに臨戦態勢は整った。左胸元にＣマークが付いた新たな戦闘服を身にまとい、矢野阪神の大黒柱が出陣する。