阪神・ドラ1佐藤輝 不安一掃!豪快フリー 球団史上初のルーキー開幕弾に意欲

 阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が24日、甲子園室内練習場での全体練習に参加し、フリー打撃を再開した。蓄積疲労と体の張りのため21日に行われたオリックスとのオープン戦(京セラ)を欠場。状態が心配されたが、鋭いスイングで不安を一掃した。26日・ヤクルトとの開幕戦(神宮)へ準備はOKで、球団史上初となるルーキー開幕弾を予告した。

 持ち味のフルスイングで、佐藤輝が不安を吹き飛ばした。矢野監督ら首脳陣が見守る中、4日ぶりにフリー打撃を再開。逆方向中心に鋭い打球を飛ばし、開幕へギアを上げた。

 「しっかり開幕に向けていい準備ができたと思います。コンディション?大丈夫です」

 練習後には順調な回復ぶりを明かした。蓄積疲労と体の張りのため、21日に行われたオリックスとのオープン戦最終戦を欠場。休日を挟み、23日の全体練習でも屋外フリー打撃を回避し、慎重を期して室内でのティー打撃にとどめていた。

 開幕を前にペースダウンを余儀なくされたが、大物ルーキーはどこ吹く風。アップ後のティー打撃では右打席からパワフルなスイングを披露した。約2時間、充実の汗を流したことで表情は自然とほころんだ。

 「いよいよ始まるんだなという気持ちで、ワクワクしています。どんな結果になるか分からないですけど、楽しみたいと思います」

 ツバメが仕掛けてくる警戒包囲網もかいくぐるだけだ。執ような内角攻めを受けた16日・ヤクルトとのオープン戦(神宮)では、内角球を右翼席の最上部へズドン。試合後、高津監督は「ある程度、答えは出たんじゃないですか」と不敵に笑ったが、ルーキーは泰然自若の姿勢だ。

 「できることは変わらない。しっかりやるべきことに集中したいと思います」。通算75勝の開幕投手・小川について聞かれても「自分の持ってるものを出すことに集中してやりたい」と繰り返した。

 オープン戦では6発を放ち本塁打王に。全国からの熱視線も、規格外のルーキーはパワーに変えられる。「ホームランを打てるように頑張りたい」と予告。球団史上初となるルーキー開幕弾を目指し、いよいよ神宮に乗り込む。

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