阪神・高山、開幕2軍 キャンプMVPもOP戦不振 代わって江越1軍昇格

 阪神・高山俊外野手(27)が2軍に降格して開幕1軍メンバーから外れることが22日、分かった。プロ初の開幕2軍スタートとなる。代わって江越大賀外野手(28)が1軍昇格。矢野監督は守備走塁のスペシャリストとして、開幕1軍メンバーに組み込んだ。

 高山はキャンプ中の実戦11試合で打率・429を記録し、2年連続で春季キャンプMVPに選ばれた。ただ、2日からのオープン戦は10試合で打率・118と結果を残せていなかった。

 代わって今年初めて1軍に昇格する江越は、今年プロ初の2軍キャンプスタートだった。ファームでは打席数を確保し、打撃向上を図っていた。

 この日、鳴尾浜で取材に応じ「キャンプの時から、もちろんそういう(開幕1軍入りする)気持ちでやっていた。やるべき仕事をしっかりとやっていきたい」と力を込めた。

 矢野監督から期待される役割も理解している。「そこで(走塁と守備で)ミスすることは絶対にありえない」。すでにウエスタン3試合で3盗塁を決め、好守も披露。1軍でも同様の活躍を目指す。

 「そこだけで終わるつもりはない」と打撃での貢献も狙う。「打席が少ないというのは言い訳にならない。一打席一打席に集中する」と覚悟を口にした。

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