阪神・チェンが大炎上 2軍戦で六回途中11安打8失点 福留には2点二塁打浴びる
「教育リーグ、中日-阪神」(17日、ナゴヤ球場)
先発した阪神のチェン・ウェイン投手は精彩を欠いた。今季最長の5回2/3を投げて11安打8失点。直球を捉えられる場面が目立ち、11安打中7本が長打だった。
まずは初回。テンポ良く14球で三者凡退に抑える。先頭・伊藤、続く福田を連続で中飛。最後は福留を外角低めのカーブで空振り三振に仕留めた。二回は2死から堂上に中前打を浴びたが、続く山下を左飛に抑えた。
失点を許したのは三回。先頭・石垣に甘く入った直球を完璧に捉えられ中越えの一発を浴びる。さらに1死から、伊藤に直球を捉えられ右越え二塁打、福田にも直球を左前に運ばれ一、三塁。ここで打席には福留。カウント2ボールからスライダーを捉えられた。打球は右中間を破る二塁打となり、2者が本塁生還。この回、3点を失った。
さらに四回も先頭・堂上に内角高めの真っすぐを左越えに運ばれる二塁打でピンチを招く。山下は二ゴロに抑えたが、石垣に外角直球をうまく合わされ右翼線に落ちる適時二塁打でこの日、4点目。続く溝脇にはスライダーを捉えられ右越えの適時二塁打を浴びた。
五回は先頭の福留に右前打は浴びたが、後続を斬り何とか無失点。ただ、六回1死からこの日、初めての四球を与えると溝脇に右前打を浴び一、二塁。伊藤は見逃し三振に斬ったが、福田に適時二塁打を浴びて降板となった。
後を受けた牧が渡辺に2点適時打を浴び、チェンは結局8失点。開幕ローテ入りが濃厚と思われていた左腕がまさかの大炎上。開幕に向けてチームにとっては不安材料となった。