「阪神２軍春季キャンプ」（１日、安芸）

　最終日を迎え、練習前には平田２軍監督が訓示を行った。

　「おはよう！今日でキャンプ打ち上げということで、今日１日気が緩むことなくしっかりとした気持ちでやってくれよ。みんな非常に意欲的に野球的に取り組む、こういうコロナ禍の環境で野球に取り組める時間がすごくあったってことを君らもよく感じたと思う。野球人として、野球に取り組めるということの幸せを感じたキャンプだったと思う。このキャンプをしっかりとこれからの結果につなげてほしい。今日から３月や。いよいよ開幕の月。勝負やで勝負！これからが君らの結果の世界や。まず自分との闘いが一番や。そして、チームメートとの闘い。仲良し集団じゃダメ。こいつを蹴落としてでもってやるという奴がプロとして生きていける。さらには相手との戦い。そしてやっぱり数字との戦い。色んな戦いが３月待ってる。それにヘコたれないしっかりとした気持ちを、こんだけやったんだから。自信を持って１軍呼ばれたときには自分の最大のパフォーマンスをやってくれ。３月非常にたのしみにしてる。今日１日集中してやろう」

　無観客で迎えた今キャンプを振り返り、１軍入りを懸けた戦いへ向けて選手たちに発奮を促した。

　また、声出しは７年目の植田が担当。

　「自分は宜野座キャンプに選ばれず、悔しい思いをしました。自分の足りないところや、自分がどうなりたいかというのを考えて１ヶ月やってきました。今年は自分のことを応援してくれてる人を喜ばせられるように、しっかりとした結果を残したいと思います」と安芸からの逆襲を誓った。