阪神ドラ8石井大 シンカー2K!矢野監督絶賛「右の中継ぎで一番いい」

 変化球で好投する石井大
 6回、力投する石井大
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 「練習試合、阪神4-3広島」(21日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 阪神のドラフト8位・石井大智投手(23)=四国ILp高知=が21日、圧巻の投球で矢野監督をうならせた。六回から登板して1回無安打無失点。シンカーで2三振を奪い、勝利の方程式入りへ大きく前進した。

 「シンカーに関しては、結構よく落ちてくれたと思いますし、空振りも取れた」

 最大の武器がさえ渡った。1死後にクロンと初対戦。カウント2-2からの6球目、低めに鋭く落ちるシンカーでバットに空を斬らせた。続く曽根も131キロの同球で空振り三振。鯉打線を寄せつけなかった。

 登板直前には、投球フォームを独立リーグ時代に戻していた。藤川SAの投球フォーム習得に取り組んでいたが「軸足にしっかりためて、右肩を下げないと僕は力を出せない」と断念。原点回帰し、決め球のシンカーにも手応えが増した。

 好投を続けるルーキーの姿に矢野監督は「シンカーというか、真っすぐもいいから。今、右の中継ぎ候補で一番いいんじゃない」と最大の賛辞を贈った。

 キャンプに入ってから新人右腕の評価はうなぎ上りだ。「戦えるような技術をしっかり付けていくことを大事に一日一日を大事にしていきたい」。チームの戦力になるために、さらならレベルアップを目指す。

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