阪神ドラ1佐藤輝 主力も撃つ!DeNA・大貫、平良と激突 開幕スタメンへ快打宣言
「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)
阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21)=近大=が17日、「3番・三塁」で先発出場する18日の練習試合・DeNA戦(宜野湾)に向けて「気持ちいいヒットを打ちたい」と快打宣言だ。相対するのは昨季10勝の大貫や同4勝の平良。同一リーグの先発ローテを担う主力級からも安打を連ね、開幕スタメンにまた一歩前進する。
寒さに凍えていたのではなく、武者震いしていた。強風が吹き荒れ、沖縄にしては気温12度と冷え込んだかりゆしホテルズボールパーク宜野座。佐藤輝は18日の練習試合・DeNA戦に向けて「しっかり芯で捉えて気持ちいいヒットを打ちたいと思います」と誓った。
16日の練習試合・楽天戦(宜野座)に引き続き、今年初の同一リーグ相手にも「3番・三塁」で先発出場する。対するのは昨季10勝を挙げた大貫や、同4勝で防御率2・27と安定感を誇った平良。先発ローテの一角を担う主力級から快音を奏でれば、黄金新人の存在価値はさらに高まる。
佐藤輝は「そういうピッチャーからしっかり打てるようにやっていきたいと思います」と気合十分。矢野監督は「俺も今すぐ結果を出してくれたらめちゃくちゃうれしいけど、そういう投手と対戦していった中から“現在地”というのが分かるから。楽しみだね」と親心で見守る構えだ。
ここまで実戦4試合連続安打中で打率・412、1本塁打、3打点。9日の練習試合・日本ハム戦(宜野座)で実戦1号を含む3安打3打点を記録するなど、対外試合ではさらに打率・556と猛烈にアピールしている。
この日のフリー打撃では、54スイングで8本の柵越えを披露。バックスクリーン直撃の推定130メートル弾も放ち、キャンプ中盤を過ぎても疲れは見えない。現在は外野に加えて三塁の守備も特訓中で、飽くなき向上心が背番号8の成長を後押しする。
「佐藤輝の打撃は能力が高い。ポテンシャルが高いのは十二分に分かっている」と指揮官。一線級との対戦は一打席一打席が試金石となる。だが、怪物は泰然自若だ。「しっかり打ってアピールしたいと思います」。敵地の空に描くどでかいアーチを名刺代わりのあいさつとする。
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