阪神・平田2軍監督 バント失敗に「緊張感やプレッシャーを与えるために言った」

バント練習するナインに指示する阪神・平田勝男2軍監督=安芸市営球場(撮影・神子素慎一)
バント練習に取り組む阪神・藤田健斗ら=安芸市営球場(撮影・神子素慎一)
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 「阪神2軍春季キャンプ」(17日、安芸)

 阪神の平田2軍監督は、バント練習で失敗が続いた野手陣を厳しい言葉で一喝した。一塁側、三塁側のライン際に狙うようにと、ファウルラインから2メートル内側にも白線を引き、その間にボールを転がす練習を実施。連続で決まれば、午前の練習は終了だった。

 ただ、ドラフト7位・高寺(上田西)や遠藤、熊谷、育成・奥山は失敗が続き、なかなか成功することができない。バント練習後には「お前らもうバッティングせんでええ」と4選手に厳しい言葉をかけた。練習の意図については「プレッシャーを与えるため」と指揮官は説明。「激怒はしていない」と、緊張感を与えたことを強調した。

 一問一答は以下の通り。

 -バント練習でカミナリを落とした。

 「あまりにも最初に失敗が多かったので、何か方法というかさ。やっぱりみんな1軍に行ったらバントを重要なところで求められる選手ばかり。その辺でもっと意識を高めるために。選手が気を抜いてるわけじゃなくて、俺が言うことによって、緊張感やプレッシャーをかけるために言ったんだよ」

 -1軍や本番はもっと緊張する。

 「そうそう。そういうところで、気を抜いてるわけじゃないのよ。緊張感を持たせるために、そういう手法じゃないけど。レフトまで走れ、ライトまで走れっていうのは簡単だけど、それじゃちょっとどうかなと思ってね」

 -「バッティング練習はせんでええ」という言葉もあった。

 「結局、俊介、板山、江越、長坂、荒木といった1軍経験者が抜けていくんだよ。まだ若い選手がその技術に追いついていない。相手はマシンやからね。そこで自分の技術のなさを知ってくれたらいいねん。バッティングに生きてくるのよ。そういうことも知ってほしい。まずはバントをしっかりやること、それからどんどん打つ。野球は打つだけじゃないのでね。1軍行くためにはバントや守備。最初に1軍に呼ばれるのは、守れて、走れて、バントや小技ができてっていう選手が重宝されるやん。若い子たちもバントの重要性をわかってほしい」

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