阪神・井上 逆転V撃!今年最後の“伝統の一戦”で2点タイムリー

 6回、逆転の2点適時打を放ち一塁を蹴る井上
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 「フェニックス・リーグ、阪神8-1巨人」(24日、清武総合運動公園第2野球場)

 今年最後の“伝統の一戦”で4番が試合を決めた。阪神・井上広大外野手(19)が24日、「みやざきフェニックス・リーグ」巨人戦(清武第二)で決勝の逆転2点二塁打を放った。1軍の公式戦ではないものの、宿敵相手に勝負強さを発揮した。

 “宿敵”相手に奏でた快音が球場中に響き渡る。完璧に捉えた井上の打球が、中堅・八百板の頭上を越えるとベンチの雰囲気は一気に明るくなった。劣勢ムードをはね返す4番の一撃。ここぞの場面で集中力を発揮する姿が何とも頼もしい。

 1点を追う六回1死満塁。「最低でも外野フライ」と念頭に置き、打席に入った。横手投げの田中優が投じた121キロスライダーをガツン。逆転の中越え2点二塁打を放ち、これが試合を決める決勝点となった。

 「内の甘い球を待っていた。(横手投げを)苦にしないというか、打てるようになってきている。これを継続できるようにやっていけたらなと思います」

 平田2軍監督は決勝打は評価しつつも、その前の2打席の凡退については「古川に対しては遊ばれとる。そういう投手から打たないことにはね」と厳しく言及し「(巨人は宿敵と)植え付けて、ピリピリさせないとダメだよ」と宿敵相手への心構えを説いた。

 この日は4打数1安打2打点と決勝打以外は悔しい結果に終わっただけに、井上は「(安打を)2、3本打てるようにやっていきたい」と残り4試合への決意を込めた。将来、巨人戦で井上が大暴れする姿を虎党も期待している。宿敵を脅かす存在になるために、スキルを高めていく。

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