阪神・藤浪1294日ぶり甲子園勝利ならず 圧巻の5回無失点9奪三振も援護なく

 1回、力投する阪神先発の藤浪(撮影・飯室逸平)
4回、DeNA二走・神里和毅をけん制タッチアウトにする阪神・藤浪晋太郎=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-DeNA」(11日、甲子園球場)

 阪神・藤浪晋太郎投手は5回無失点と好投したが、1294日ぶりの甲子園での勝ち星はならなかった。

 今季最終戦の先発マウンドを託された藤浪だが、17年4月27日のDeNA戦以来の甲子園勝利は来季へお預けとなった。初回から最速154キロの直球、140キロ超のフォークで力投した。

 四回には先頭の神里を二塁打で出したが、このピンチに絶妙のけん制で走者を刺した。藤浪がけん制で刺すのは16年8月24日のDeNA戦(横浜)以来、4年ぶり3度目。

 五回も先頭の柴田を二塁打で出し、続く中井に投手強襲の内野安打を浴び、無死一、三塁とした。ここでも藤浪は崩れず大貫、戸柱、宮本を3者連続三振。無失点で切り抜けた。

 五回の打席で代打島田を送られ、今季最終登板は5回を87球4安打2四球、9奪三振で終えた。阪神が五回の攻撃を無得点で終えたことで藤浪の勝利投手の可能性は消えた。甲子園勝利こそ持ち越しになったが、来季へ可能性を感じさせるには十分の今季ラスト登板となった。

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