【一問一答・後編】福留、阪神最後の練習「甲子園の声援…思い出ですし財産です」
今季限りで退団する福留孝介外野手(43)が6日、西宮市内の鳴尾浜球場で、阪神での最後の練習を行った。球界最年長となる43歳までプロの世界で生き抜き、日米通算2407安打のレジェンド。練習後には報道陣の取材に応じた。以下は阪神・福留の最後の一問一答、後編。
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-今季は「消化不良」と。自分なりにまだまだできる思いがあるのか。
「まだまだできるかどうか分からないですけど、やっぱり20何年やってきた野球なので。この世界で自分が納得する形で終わるのって、なかなか難しいですけど、その中でもしっかりと納得した形で終われたらいいのかなって。そういう思いなので、自分がチャレンジし続けられるのであれば。チャレンジし続けていこうかなと思ってますね」
-打つ方も、守りもバリバリで。
「どういうふうになるか分からないけど、自分の体と相談して。元気なんで。まだまだっていう、気持ちが折れてない分まだまだっていうところですかね」
-今後はどういう形で練習を。
「まったく何も決めてないです。とりあえず1回ゆっくりして、そこからまた。それはいつもシーズンに向けて準備するように、普通にいつも通り準備します」
-オファーがあればどこでも。
「本当に野球をやらせていただけるっていう場所があるんであれば、自分の中で考えてやっていければなと思ってます」
-セ・リーグもパ・リーグも問わないか。
「別に何も気にしてないです。そこまではっきり言って考えてるわけではないので」
-1軍の公式戦は3試合残っているが、1軍でのプレーは。
「そういう話もしていただいたんですけど、今そういう状況でもないと思いますし、そこはちょっとお断りさせていただいて。でも本当に、この8年間、僕自身いいときもあれば悪いときもありましたけど、最後まで声援いただいた阪神ファンの方に感謝してもしきれない8年間でしたし、本当に感謝しかないです。ありがとうございます、という言葉しかないですね」
-思い出の試合などあるか。
「何が1番思い出といわれても今パッと急には出てこないですけど。やっぱり甲子園の満員の中で、ああやって、味方としてあの声援を受けることができたっていうのは僕の思い出ですし、財産ですし。この阪神にいる選手しか味わえないことを経験させてもらったので。そこに関しては本当に感謝ですね」
(自ら切り出して)
「ありがとうございました。どうもお世話になりましたー」