阪神・石井、初登板初失点のホロ苦デビュー 9月30日に支配下登録

 8回、広島・堂林(左)に適時打を浴びる阪神・石井(撮影・高部洋祐)
8回、広島・大盛穂(奥)の折れたバットをよける阪神・石井将希=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
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 「広島-阪神」(7日、マツダスタジアム)

 ほろ苦のデビュー戦となった。阪神・石井がプロ初登板。安打と四球でピンチを招き、堂林に適時打を許した。

 八回に5番手で登板。初の1軍マウンドは敵地・マツダスタジアムとなった。先頭で迎えるのは鈴木誠。初球142キロ直球で三ゴロに打ち取り、思わず笑みがこぼれた。ただ続く野間には142キロ真っすぐを捉えられ左前打を許す。

 ここで制球が乱れ会沢に四球を与える。三好にもフルカウント。それでも140キロ直球で押し込み、右飛に打ち取った。打席には堂林。3球で追い込んだが、ファウルで粘られ最後は144キロのストレートを左前に運ばれた。二走・野間が本塁に生還し悔しいプロ初失点となった。

 持ち味は投げっぷりと打者に向かっていく姿勢だと話していた左腕。得点圏に走者を置いてからも、思い切って腕を振った。それでもデビュー戦で結果を残すことはできなかった。

 石井は9月30日に支配下登録された左腕。同じく支配下登録された横山に代わり5日にプロ初の1軍昇格を果たしていた。

 ファームでは昨季ウエスタントップの48試合に登板。今季も20試合に登板し防御率1・86という成績を収めている。

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