阪神3連敗…打線ちぐはぐ、サンズ奇襲バント決まらず 村上の一発に沈み藤浪負け投手

ベンチで渋い表情の阪神・矢野監督(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト2-1阪神」(26日、神宮球場)

 阪神が接戦に敗れ、3連敗を喫した。コロナ禍で主力を含む10選手が離脱する中で迎えているヤクルトとの3連戦。現有メンバーで何としても乗り越えたいが、苦しい状況が続いている。黒星は村上に決勝18号ソロを許した藤浪につき、6敗目(1勝)。

 3カ月ぶりの先発となったガンケルが初回に先制点を献上した。先頭の坂口に死球を与えると、続く青木には左中間への二塁打、さらに山田哲には四球を与えて、無死満塁。迎えた4番・村上に初球を右前に運ばれる適時打で1点を失った。

 1-1の五回からは、藤浪が2番手で登板。先頭の投手・スアレスを三振に仕留めると、坂口も三振に。青木には二遊間を抜かれる中前打を許したものの、続く山田哲を中飛に打ち取り、五回を無失点とした。

 しかし2イニング目の六回、先頭の村上にバックスクリーンへの勝ち越し18号ソロを被弾。その後の3人は打ち取ったものの、痛恨の失点となった。

 打線は決め手を欠いた。同点の六回に先頭の糸井が四球で出塁。続く、4番・サンズは初球にセーフティーバントを試みた。打球は投手の前に転がり、スアレスは二塁送球。糸井は二塁封殺となった。ベンチが4番に犠打のサインを出すとは考えにくく、本人の判断と思われるが、裏目に出てしまった。

 1点を追う八回には2つの四球などで2死二、三塁と一打逆転のチャンスを作った。だが、5番・大山は空振り三振。得点を奪うことはできなかった。九回も1死二塁の得点機をものにできなかった。

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