阪神コロナ集団感染 複数選手が会食の19日は9月唯一の遠征外食許可指定日
阪神は25日、糸原健斗内野手、陽川尚将外野手、馬場皐輔投手、岩貞祐太投手が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定されたことを発表した。感染者は午前中に発表されていた浜地真澄投手を含めて5人、スタッフも2名いることからクラスター(感染者集団)が発生している可能性も出てきた。
チームは4選手らの行動履歴も発表した。感染経路は分かっていないが、名古屋遠征中で9月唯一球団から外食許可が降りていた19日に複数の選手が会食していたことも判明した。
中日戦が行われた19日は岩貞、陽川、糸原を含め、福留、江越、小林、木浪、1軍スタッフの計8人が名古屋市内の店舗を貸し切って会食。同市内の別の飲食店の個室では浜地、馬場、小川、岩崎の計4人で外食をしていたという。
球団は各地の感染拡大状況等を考慮し、広島・名古屋遠征時の球団指定日に限り(今回の遠征では9月は19日のみ)、球団関係者および家族との外食を許可。個室で2時間程度の制限などを設け、マスク必着、食事前後の手洗い・うがい、手指の消毒を徹底していた。
3月に藤浪晋太郎投手ら3選手が感染した際にチーム内で対策を徹底してきたが、懸念していた事態が発生。新たな感染者が複数出たことで、今後のチーム運営にも影響を及ぼしそうだ。