阪神 矢野采配“必死のピッチ” 岩貞&スアレスW回またぎで1点リード死守

 8回、DeNA ネフタリ・ソトを遊ゴロに抑えたスアレス(右)を迎える岩貞
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 「DeNA7-8阪神」(10日、横浜スタジアム)

 自身のタクトで3連敗を止めた。阪神・矢野監督が七回からの3イニングを岩貞、スアレスの連続回またぎ登板で1点リードを死守。一進一退の試合を制した。

 矢野監督が勝利のポイントとして挙げたのが、決勝弾を放ったサンズと岩貞だった。

 「岩貞が粘ってくれた。最近本当に流れを止めてくれてるし、今日もイニングまたぎってすごくしんどいところでね」

 リリーフ転向後に奮闘を続ける左腕が、どちらに傾くか分からない流れを引き寄せた。逆転した直後の七回から登板。わずか9球で、阪神にとってこの試合初の三者凡退に仕留めた。

 ベンチには岩崎も残っていたが、八回もマウンドへ。矢野監督は「同じ投手の登板疲労があるから。(岩貞の)球数も少なかったし。疲れているのは分かっているけど行ってもらった」。岩貞は八回も簡単に2死を奪った後、続く代打・倉本に遊撃内野安打を許した。

 1点差の2死一塁で打者・ソト。指揮官はスキを見せなかった。「ここまでいったらつぎ込むしかないんでね」。迷いなく岩貞からスアレスにスイッチ。守護神はソトを1球で遊ゴロに仕留めると、九回も3人で片付けてリーグトップの14セーブ目を挙げた。

 8日・DeNA戦は7点リードを追いつかれて引き分けた。9日・同戦も逆転負け。この試合も最大3点差を逆転される嫌な流れだった。苦境でも矢野監督は攻める姿勢を貫き、勝利をもぎ取った。

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