阪神・西勇「球児さんの思いを受け止めて」11度目の対戦でついにG倒

力投する西勇(撮影・北村雅宏)
8回のピンチをしのいだ阪神・スアレス(右)を迎える西勇=甲子園(撮影・山口登)
2回、スクイズを決めた阪神・西勇は一塁手の巨人・中島と激突する=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神5-4巨人」(4日、甲子園球場)

 阪神・西勇輝投手が7回と2/3を投げ、7安打9奪三振4失点。オリックス時代を含め、巨人戦11度目の登板で待望の初勝利を飾った。

 負けられない一戦で、西勇は立ち上がりから安定したピッチングを披露。巨人打線を相手に六回までをわずか1安打に抑えた。5点リードで迎えた七回に2点を失うと、八回にも2失点。1点差に迫られたところで降板となったが、2番手・スアレスが続く丸を空振り三振に仕留めて切り抜けた。123球の熱投だった。

 バットでは二回にセーフティースクイズを成功させて2点目を追加する活躍。首位巨人との大事な4連戦で、投打で奮闘した。

 西はオリックス時代を含めてこれまで巨人に対して10戦4敗だった。

 西勇は「ひとりひとりと思いながら八回までいけたが、最後のひとりが取れなくて悔しい」としながら、巨人戦初勝利の話題に笑みがこぼれた。引退を表明した藤川が会見で巨人への対抗心を強く持ち続けていることを明かしたことに触れ、「球児さんの思いを受け止めていかないと行けないと思いました」とうなずいた。

 6・5差と縮め、「強い相手ですし、初戦勝たないと流れを引きつけられない。勝てて良かったです」と安どの表情を浮かべた。

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