阪神・藤浪 7回7K零封!あるぞ7・23鯉戦!3戦15イニング無失点

 先発した藤浪は7回を無失点と好投を見せた
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 「ウエスタン、オリックス0-11阪神」(16日、オセアンバファローズスタジアム舞洲)

 阪神の藤浪晋太郎投手(26)が16日、ウエスタン・オリックス戦(オセアンBS)に先発し、最速157キロの直球を軸に今季最長の7回を4安打無失点、7奪三振と1軍昇格を猛アピールした。2軍戦は登板3試合で15イニング連続無失点。昇格準備が整い、中6日で23日・広島戦(甲子園)での今季1軍初登板が見えてきた。

 今季最長の7回を投げ終えると、藤浪は小さく右拳を握った。4安打無失点。7奪三振の結果とともに、抜け球「0」の内容が光る。最速157キロと直球の威力は健在。1軍昇格に向けた最終テストという大事なマウンドを理解した上で、申し分ない投球を見せた。

 「これくらい普通に投げられないと、上でどうこうという話にはならないので。最低限かなとは思いますね」

 試合後は淡々と振り返ったが、マウンド上では迫力十分だ。初回、2番・根本相手に、いきなり156キロを計測するなど、三者凡退のスタートだ。二回、先頭のモヤに左越え二塁打を浴びたが、ここからギアをチェンジ。杉本を遊ゴロに抑えると、勝俣をフォーク、紅林をカットボールで連続三振に斬った。

 テーマは直球と変化球のコンビネーション。六回、1死から連続四球で一、二塁としたが、杉本をカットボールで中飛に。勝俣からはフォークで空振り三振を奪った。「ある程度意図を持った投球ができたので。及第点ですね」。7回97球、1イニング平均14球の内容に「まだ余裕はあった」と、余力を残した降板に手応えが宿る。

 降格後、右胸の軽度の筋挫傷で出遅れたが、2軍戦復帰から登板3試合、15イニング連続無失点と安定感が光る。この日、ヤクルト戦に先発した中田は、4回2/3を3失点で途中降板。入れ替えについて、矢野監督は「どうするかは決めてないよ」とした上で、自ら「晋太郎も良かったんでしょ」と言及した。最短で次週、23日の広島戦登板が見えてきた。

 2戦連続の好投で1軍切符をグッと手繰り寄せた。スタンバイはOK。それでも昇格に向け、藤浪に慢心はない。「まだまだ2戦なので。これからもしっかりと、結果を残していけるようにしたいです」。見えてきた2020年のスタートライン。結果は残した。あとは吉報を待つだけだ。

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