阪神・大山 三塁譲らん!OP戦虎首位打者 3の3で打率・345

 7回、適時内野安打を放つ大山
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 「オープン戦、ヤクルト1-3阪神」(11日、神宮球場)

 正三塁手の座は譲らない。阪神の大山が途中出場で3打数3安打1打点。オープン戦打率・345とし、チーム首位打者に躍り出た。

 三塁の先発はライバル・マルテだった。「先発で出られない日が増えて、チャンスも少ない中、アピールしないといけない立場と思っている」。危機感を募らせながらも、目の前の打席に集中した。

 四回の守備からマルテに代わって三塁に入り、五回1死は三塁内野安打。七回2死二、三塁では追い込まれた後に粘り、7球目を三塁線へ運んで適時内野安打とした。九回2死一塁ではきれいに中前へはじき返し「結果はよかったけど、それプラス内容を求めたい。最後みたいな当たりを増やしたい」。慢心する様子もなく、次戦を見据えた。

 矢野監督は「後から出ていく悔しさもあると思う。そういう姿を見せてくれている。最後の1本も大きい」と評価した。ただ、マルテも安打を放って、両者ともアピール。三塁争いはまだ決着の行方が見えない。

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