阪神・矢野監督「寂しい」助っ人クリーンアップ不発 ボーア、サンズ初聖地快音響かず

 「オープン戦、阪神3-0日本ハム」(6日、甲子園球場)

 ちょっと大丈夫かいな!?阪神は2020年の甲子園オープニングゲームにふさわしく、1番・糸井、外国人3人がクリーンアップに並び、DHで6番・福留を使う『超攻撃型打線』で臨んだ阪神。胸躍るような打線だったが、先発した1~6番で安打は福留の1本のみと不発に終わった。

 特に残念だったのが、甲子園での初実戦となった3番・サンズ、4番・ボーア。前者は2打席連続見逃し三振を含む3打数無安打、後者も2打数無安打と快音は響かなかった。

 助っ人三人衆によるクリーンアップは2月24日のヤクルト戦(浦添)に続き2度目。その時もボーア、サンズで3三振を喫するなど、マルテの1安打だけだった。再度の不発に「迫力あるなぁと思いながら、ヒットが出なかったっていうのは寂しいというか。もちろん心情としては目先の結果も…打ってほしいなっていう気持ちはある」。矢野監督も何とも言えない表情だ。

 ボーアの第2打席では相手が遊撃を回す外野4人という変則シフトを敷いてきたが、結果は豪快な空振り三振…。メジャー92発の実績を誇る助っ人は、オープン戦で7打数無安打。柵越え連発の打撃練習と違い、実戦ではなかなか一発、いや1本すら出ない状況だ。

 「打ちたい気持ちが先行しているし、ちょっとかみ合ってない部分はあるかも」とは指揮官。「たくさんのファンに埋め尽くされたスタンドを想像しながらプレーしたよ」と明かしたボーアだが、むしろ無観客でよかったかも…。超満員のファンが戻ってくるシーズンまでにはホンマ頼んまっせ!

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