西純矢、目指すは遠縁の西勇輝 入団会見で背番号15もお披露目
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阪神のドラフト1位・西純矢投手(18)=創志学園=が2日、大阪府内のホテルで「2020年度 新人選手入団発表会」に臨んだ。
矢野監督の隣に座ると、緊張がにじむ表情が引き締まった。金屏風の前で、背番号「15」の初お披露目だ。「身が引き締まる思い、ここから頑張りたい」とまっさきに意気込んだ。
西といえば、甲子園で見せた大きなガッツポーズが有名。だが、「2年のときにガッツポーズをしていろいろあったので…」と本人は煮え切らない。すると、矢野監督から控えめな西に対して、「僕を越えるようなガッツポーズをしてもらいたい」とリクエストされた。阪神で有名な「矢野ガッツ」と、「西ガッツ」の共演を熱望されると、「頑張っていきたい」と笑った。
目標にしているのは、遠縁にあたる西勇輝。セールスポイントは「ピンチのときこそ、本来のピッチングができる。勝負強いところをみてもらいたい」だという。最後に目標を問われると、まっすぐな瞳で力を込めた。「今はまだ全然ですけど」と前置きした上で、「沢村賞をとりたい」と決意。球界を代表するエースへとなるべく、阪神のドラ1として西が出発の日を迎えた。