糸原 安心の下半身つくる「アスリート」で3週間みっちり“孤独トレ”

 福留(右)、北條(手前)と明るい表情でラウンドする糸原
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 阪神の糸原健斗内野手(27)が27日、今オフも“孤独トレ”を誓った。テーマは継続。今季も143試合の全試合に出場し、来季は3年連続の1軍完走へ。「しっかりチームに貢献できるようにしたい」。長年通う広島のジム『アスリート』で、体をいじめ抜く。

 真っ赤に染まるじゅうたんを、他球団の選手たちがさっそうと歩いていた。26日の「NPB AWARDS 2019」で華々しくベストナインの表彰式が行われた。阪神からは4年連続で受賞者が一人も出ず。大きな壁をぶち破れ-。だからこそ、糸原は結果を求めた。

 「(ベストナインは)ついてくるもの。チームが優勝したら、自然と出てくるものだと思うので、そこまで意識することなく、しっかりやっていきたい」

 CSでは痛みを押し、グラウンドに立ち続けた。シーズン終了後に右大腿(だいたい)部後方の筋挫傷と診断されたことを発表。鳴尾浜で懸命にリハビリを続け、今オフへ。今後は高校時代からお世話になっている『アスリート』で約3週間、トレーニングに明け暮れる予定。プロ入り後から続く“孤独トレ”を今オフも実行する。

 特に鍛えたいのは、きっぱりと「下半身」だと言い切る。「膝もケガしましたし、ハムストリングもケガしていたので。一年間戦える体にしていきたい」。プロ入り後、2度の離脱はいずれも下半身の故障だ。弱点克服で、さらなる強化に努めていく。

 2年連続で主将を任され、真価が問われる来季。矢野監督も「踏ん張る力は、今年ついたと思う」と主将・糸原としての成長に期待を寄せる。4年目のさらなる飛躍へ。競争という名の壁を、ぶち壊す。

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