藤原オーナー訓示 一人一人が目標を持って、それをクリアして日本一になれ

 「阪神秋季キャンプ」(12日、安芸)

 一人一人が目標を持って日本一になれ!阪神の藤原崇起オーナー(67)が12日、高知県安芸市で行われている秋季キャンプを視察した。練習前には一流ホテル「ザ・リッツカールトン」の共同創始者の教えを引用しながら熱く訓示。前夜には矢野監督ら首脳陣と会食したオーナーは「瞬く間に時間が過ぎました」と2日間の滞在を満足そうに振り返った。

 大満足の様子で藤原オーナーは安芸を後にした。「みなさんもラグビーワールドカップを見ましたか?何よりも選手が一生懸命やっているから、試合が一瞬で終わった感じだったでしょ。それと同じ。今日も、もう瞬く間ですわ。それはやっぱりいい練習をしてもらっているということだと私は思います」

 この日は午前9時に安芸市営球場に到着。サブグラウンドで早出特守に励む大山らの姿に熱視線を送った。その後はメイングラウンドに移動。全体練習前にスタッフ、選手を前に訓示を垂れた。

 用いたのは世界一とも称されるホテルグループ「ザ・リッツカールトン」の共同創始者であるホルスト・シュルツ氏の教えを元にした考えだ。「一人一人がターゲット=目標を持って、それをクリアしていくことで日本一のプレーヤーになれるように。そして日本一のチームになれるように」。約5分間、熱っぽく語りかけた。

 前夜にはオーナーの地元・兵庫県明石市の地酒を4本持参し、矢野監督、井上、北川両新任コーチらと会食。「ざっくばらんに話をしました。監督もコーチの方も、選手と感情から作戦まで共有していこうとやっていますと。それは私の気持ちとよく似ているし、いいことだなと」と有意義な時間となったことを明かす。

 視察中には徒歩でブルペンへ。急階段を上ってシート打撃が行われているメイングラウンドに戻るなど、精力的に動き回った藤原オーナーは午後1時過ぎに球場を後にした。

 「15年前に今の選手がいたわけではない。新しいチームとして、毎年毎年ターゲット(目標)を決めていく。みなさんの期待に応えられるようなことを来年やってもらえるように」。オーナーが願う15年ぶりVを目指し、選手たちは鍛錬を重ねていく。

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