マルテGOサイン!CS4番だ 志願の全体練習参加で軽快 矢野監督「行けそう」

 「セCSファーストS・第1戦、DeNA-阪神」(5日、横浜スタジアム)

 9月24日の巨人戦(甲子園)で左足の張りを訴えて以降、欠場を続けていた阪神のジェフリー・マルテ内野手(28)が3日、甲子園で行われた全体練習に合流した。CSファーストS開幕の5日・DeNA戦(横浜)に向け、シートノック、フリー打撃で軽快な動きを見せ、矢野監督も「行けそう」とGOサイン。順調なら「4番・一塁」でのスタメン復帰が見えてきた。

 放物線を描いた白球が、左翼スタンド中段で跳ねた。決戦の地・横浜スタジアムなら、場外に消えてもおかしくない打球。マルテが浮かべる充実の表情に、見守った矢野監督にも笑みが広がる。9月24日に左足の違和感を訴え、9日ぶりとなった屋外練習。攻守に軽快な動きで復帰をアピールだ。

 「素直にうれしかった。(外で)打ててなかったから。すごく状態もよくなっているよ」。練習後、ホッとした表情で話した。志願の全体練習参加。フリー打撃前には投内連係、シートノックでも軽快な動きを披露。まだスパイクこそ履いてないが、感触を確かめるように反復した。

 全体練習後は室内練習場へ移動。実戦感覚を取り戻そうと、約20分、打撃投手を相手に打ち込んだ。「なんとかCSに合わせたいという気持ちでやってきた。間に合うようにやりたい」。シーズン最終盤に離脱した助っ人が、懸命なリハビリで戦いの舞台に戻ってきた。

 前日までは、厳しい見通しを明かしていた矢野監督も、攻守での軽快な動きに「行けそうかな」と一安心。このまま順調に回復すれば、スタメン復帰にGOサインが出る。「行くなら頭からだと思う。きょうの動きを見たら、先発という可能性も広がってきたね」。打撃戦が予想される敵地決戦。助っ人の状態がカギを握る。

 4番定着後は打率・315のハイアベレージ。DeNA戦は同・327、3本塁打、10打点と好成績を残す。「いつも、その日の全力を出せるように準備している。しっかり状態を上げていきたい」。チームとして今季8勝4敗と、得意にしている横浜スタジアム。M砲復帰となれば、さらなる追い風になる。

 DeNAの初戦先発は、上茶谷か今永か。左右のエースで予想は分かれている。だが、どちらも苦にせぬ助っ人は「(相手は)特に気にしていない」と頼もしい。「CSにしっかりと合わせられるようにしたいね」。決戦の土曜日に向けて、ボルテージは高まってきた。目指すは下克上での日本一。マルテのバットがGO砲になる。

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