矢野監督、九回の筒香勝負は逆転リスク考慮「外野も前に出さなあかんし」
「阪神6-6DeNA」(23日、甲子園球場)
阪神は延長十二回に及ぶ熱戦の末にDeNAと引き分けた。逆転に成功し1点リードに迎えた九回、ドリスは2死二塁と一塁があいている状態で筒香と勝負し、結果として同点打を浴びてしまった。この場面について、矢野燿大監督は「外野も前に出さなあかんしね」と、逆転の走者を出すリスクを考慮したと明かした。
八回に大山の同点適時打と、梅野の勝ち越しの押し出し四球で1点のリードを奪い、九回のマウンドには抑えのドリスが立った。しかし、先頭の伊藤光を四球で出すと、犠打で送られる。大和から三振を奪い、2死二塁となったところで、筒香を迎えた。
筒香との勝負を避ける判断は難しかったか、との質問には「もちろんもちろん。外野も前に出さなあかんしね。次に(左の)佐野っていうバッターもいる中で」と様々な可能性を考慮したと振り返った指揮官。「それは出た結果が俺の責任なんで」とした。