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近本「ツイてる!です」1年目で地元球宴 筒香さん誠也に見逃し方聞きたい

 オールスターでは、自慢の脚で魅せることを誓った近本(撮影・高部洋祐)
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 「マイナビオールスターゲーム2019」にファン投票で初出場する阪神・近本光司外野手(24)がインタビューに応じ、プレーで恩返しすることを誓った。前半戦は虎の切り込み隊長として奮闘し、チームを引っ張ったルーキー。夢の祭典でも、ここまで支えてくれた家族やファンに感謝の思いを届けるために、走攻守で躍動する。

  ◇  ◇

 -プロ1年目。ファン投票で球界を代表する選手が集結する球宴に選出された。

 「本当に信じられないですね。自分では思ってもいなかったことなので。選ばれて、光栄に思っています。うれしいんですけど、まだその中で野球ができるというイメージはわいていないです」

 -第2戦は甲子園。24年間生まれ育った地元での開催となる。

 「阪神に入団して、なおかつ甲子園での開催というところでも、地元の方にもしっかりプレーを見せられることができると思います。家族や親戚もたくさん見に来てくれます。1年目で、地元ですごくいい縁だなと思います。『ツイてる!』です」

 -家族への恩返しにもなる。

 「こうやってオールスターに出られるのも、僕1人の力ではなくて、今までサポートしてくれた人や一緒に戦った仲間とか、そういったつながりで出場できるようになったので。もっと応援してもらえるように、プレーで勇気や元気を与えられるようにしたい」

 -球宴が決まったときの周囲の反応は。

 「周りの人や地元の人に、ファン投票で毎日投票していたよと言っていただきました」

 -家族に選出を伝えたときは。

 「家族は毎日、投票してくれていたようです。妻は、速攻で家族に連絡していました」

 -妻・未夢さんとお祝いは。

 「妻がケーキを買ってきてくれたので、家でショートケーキを食べました」

 -チームメートとは何か話を。

 「去年、糸原さんがオールスターに出場されていて。話を聞いたら『結構、楽しい』と言われていたので。そういうところでは楽しみかなと思います。いろんな話を聞けますし、すごい投手と対戦できるので」

 -オールスターは一流選手が集まる。技術以外にも準備、心構えも学べる。

 「準備とかっていうのは人それぞれ違うと思うんで、こだわりを持ってる人もいると思う。プレーとか、シーズン中にどういうことを考えてるとかっていうのも聞いてみたいですね」

 -話を聞きたい選手は。

 「筒香さん(DeNA)とか鈴木誠也(広島)に、追い込まれてからのボールの見逃し方とか、そういうところを聞いてみたいと思います」

 -ソフトバンク・甲斐は、近本を「意識する選手」と言っていた。出塁すれば、盗塁を狙う。

 「キャッチャーって、どの球団もいいキャッチャーばかりなので。甲斐さんが特別というのはないですね。どのキャッチャーからも走りたいと思います。どのキャッチャーからも盗塁を決めるのは難しいと思いますから」

 -MVPや敢闘賞、お立ち台に上がれば、矢野監督が掲げる「ファンを楽しませる。喜ばせる」ということにもつながる。

 「ファン投票で選んでいただいたんで、しっかり自分のプレーでファンに還元できるようにしたいなと思っています」

 -改めて前半戦を振り返って。

 「成績でいえば、1番打者として矢野監督に起用していただいて。もう少し出塁というところを上げれたらいいと思っていました」

 -反省点に挙げる前半戦の出塁率は・309。

 「バッティングには波があるので、打てるときは打てる。そういうところでチームに貢献できる。打てないときに1番なら最も打席が回ってくる。そういうところで5打席だったら5回アウトになるのと、4回アウトになって1回でもフォアボールで出塁できるのは全然チームに対しても影響とか変わってくる。そういうところで貢献できたらよかったと思います」

 -6月は打率・179と低迷。

 「いい勉強になったかなと思います。6月の成績というのは変えられないので、そういう経験は(1年間戦う)プロ野球でしか経験できないですし、そういうところで自分が本当に何をしないといけないのか。そのときじゃないと分からない。いくら調子がいいときにフォアボールを選んでも意味がないと思うので。調子が悪いときにどういうことをしたらいいのか。どういう練習をしたらいいのかというのが、そのときに気づけたのはよかったかなと思います」

 -7月は復調の気配がある。

 「復調の要因はしっかりタイミングを取ることですね。ずっとバッティングはタイミングが全てだと思っていたんですけど、どうしても調子が悪いときは違うことを考えてしまっていたので。しっかり原点に戻ってシンプルにというのを心がけています」

 -前半戦の自己採点的には。

 「盗塁に関しては成功数もそうなんですけど、企図数を1年目は意識しようかなと思っていたので。失敗も多いですけど、その分走っているということ。自分の中で、そこはいいかなと思います」

 -リーグトップの7補殺をマークする守備に関しては。

 「アマチュアのときから比べたら送球も、少しは安定してきたかなと思うところはあります。落ち着きというのもだいぶ出てきました。でも、悪いところもあるので、この1、2年でしっかり自分のものにできたらいいかなと思います」

 -ここまで83試合に出場し、ベストプレーは。

 「自分の中でよかったと思うのは、スタメンを外れた4月9日のDeNA戦ですね。投手がエスコバーで、5点ビハインドの七回、先頭で代打として使っていただいた。そのときにファーストストライクをセンター前に打てたというのが一番よかったです」

 -苦しかった試合は。

 「あんまり覚えていないですね(笑)」

 -ここまで70試合で1番打者として起用された。役割としての理想像は。

 「理想の選手とかはいないですけど、僕の中での理想はピッチャーが1球目を投げて、ファーストストライクをしっかり打ちにいけるというのが理想です。それで、ヒットや長打になるというのが一番いいですね」

 -初回の1打席目で結果を残せれば、試合の流れを呼び込める。

 「今までアマチュアで1番を任されたときは、しっかりファーストストライクから打っていくというのを意識していました。そこでヒットを打つことができれば、勝つ確率も高かったですし、チームとしての雰囲気もよかった。粘ってフォアボールというより、僕はしっかり打ちにいくというのがいいかなと思っています」

 -プロ1年目。慣れない環境で戦う上で、家族の支えは。

 「アマチュアとプロで一番違うのは、家族と一緒にいる時間が少ないというのがあります。一緒にいれるときはできるだけ一緒にいようと思いますし、遠征先でもテレビ電話をして話をしたりしています」

 -ファンの声援も力に。

 「開幕戦で初めてヒットを打ったときに、改めてこれだけ『阪神にはファンがいるんだな』とか、この球場の中でこれだけ人がいたんだなというのを思いました。これだけの人に見られているんだなという、これだけの人が僕らのプレーを見に来ているんだなと思いましたね」

 -後半戦は研究された中で迎える。求めていくものは。

 「得点をもっと増やしたいですね。これから順位に対しても本当にシビアになってきますし、もっと1勝の重みが重くなってくると思う。そういうところで打率とか盗塁とかフォアボールとかじゃなくて、得点っていうのをもっと取っていきたいなと思います」

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