糸井、連勝導く先制V撃 近本セーフティーから3連打

 3回、中前に先制打を放ち、ガッツポーズする糸井
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 「DeNA1-3阪神」(24日、横浜スタジアム)

 つないでくれたバトンを落とすわけにはいかない。打席の中で阪神・糸井は迷うことはなかった。無駄のないスイングから放たれた白球が外野の芝生に弾む。連勝へと導く先制打。一塁ベース上で大歓声を浴びながら、ベンチへ向けて右拳を大きく振り下ろした。

 三回2死から近本、糸原の連打でつくった一、二塁のチャンス。カウント1-1からの3球目、先発・大貫の低めボール気味のフォークを捉え、中前へ運んだ。「2死から1、2番が作ってくれたチャンスだったので、先制することができてよかった」。技ありの一撃は、自身13試合ぶりの適時打となった。

 昨季は横浜で打率・409、3本塁打、9打点と好成績を残した。前夜23日の同戦でも先制点へとつながる左中間への二塁打をマーク。3試合連続で快音を響かせ、打率・313で出塁率は・420と猛虎打線をけん引している。

 常に前を向き続ける超人。「私は(過去を)振り返りません」。昨シーズンは自身8度目となる打率3割を達成したが、シーズン終了後にはすぐに次の年を見据えて準備を進めていた。

 開幕から全23試合に出場し、チームを支え続けている糸井。「勝ってよかったね」。己の力を発揮し、猛虎の勝利に貢献していく。

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