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ドラ1近本 意地の2号!ルーキーの成長に矢野監督期待

 6回、右越えにソロを放つ近本
 6回、近本は右越えにソロを放つ=甲子園
6回阪神無死、ソロを放ち、ナインとタッチを交わす阪神・近本光司(中央)=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神2-10中日」(13日、甲子園球場)

 満塁本塁打を2発浴びる惨劇となった甲子園。今季3度目の2桁失点で4連敗を喫した矢野阪神だが、そんな中だけに存在感がひときわ輝いたのがドラフト1位の近本光司外野手(24)だ。1-6の六回、右翼席へ鋭いスイングで放り込んだ意地の2号ソロ。チームトップの本塁打数に加え、6打点もチームトップタイ、打率も3割に乗せた。暗いトンネルに迷い込んだチームを救えるのは黄金ルーキーのバットしかない。

 無我夢中だった。打球を横目に二塁ベース手前まで全力疾走。近本は審判が手を回すのを確認すると、足を緩めて大歓声を浴びながらダイヤモンドを一周した。今季2号ソロ。大敗する中で、ルーキーが希望の光となった。

 静まり返っていたスタンドに快音を響かせたのは、5点ビハインドの六回。「先頭だったので、出塁することだけを意識して打席に入った。しっかりと(バットを)内から出せたのはよかった」。柳が投じた内角131キロ直球にコンパクトな鋭いスイングで対応した。打球は浜風の影響を受けながらも低い弾道で右翼席へ到達。意地の一発を放った。

 身長170センチと小柄な体に似合わないパンチ力。早くも2本の本塁打をマークし、チーム最多となった。与えられたチャンスを生かして結果を残すドラ1。三回には内野安打を放つなど、2試合連続の複数安打を記録した。これで打率・300と大台にも乗せて、打点はチームトップタイの6。チームの戦力として大きな存在感を示している。

 矢野監督は「いい打球が出始めている。引っ張った打球はなかなか上がらないのが多かったけど、だんだん上がるようになってきている」と成長する打力を高評価した。

 一方で反省点もある。三回は二盗を試みたが、タッチアウト。また初回の守備では、ビシエドのライナー性の打球に目測を誤って一度前進した結果、頭を越された。清水ヘッドは岩貞の立ち上がりと近本の守備範囲を踏まえて「捕ってあげてほしかった」と高いレベルでの成長を求めた。

 4連敗を喫したチーム。「(本塁打が)勝ちにつながったらよかったんですけど、負けが続いているので。明日からは勝ちにつながるプレーをしていきたい」と個人の活躍に満足感はなく、険しい表情を崩さなかった近本。悔しさを晴らすためにも全力プレーを続けるしかない。

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