西 痛恨のミス 後悔の1失点 及第点も大反省「最後悪過ぎ」

 「オープン戦、阪神7-3西武」(17日、甲子園球場)

 笑顔なき最少失点だった。降板後は、痛恨の二塁悪送球が頭から離れなかった。先発の阪神・西勇輝はオープン戦最長の5回を投げ4安打1失点。及第点の結果にも、右腕は反省の言葉ばかりを並べた。

 場面は五回だ。四球でこの試合初めて先頭打者を出塁させた。続く栗山は投ゴロ併殺打に仕留めたと思われたが…。二塁へ悪送球し、無死一、三塁とピンチを広げてしまった。

 1死後、内野ゴロの間に1失点。「最後が悪過ぎますね。自分がしたこと(失策)の重大さをしっかり受け止めて、この1週間、自分なりに考えて練習していきたい」と悔しさをにじませる。

 試合開始から2度の中断を余儀なくされた悪条件下のマウンド。それでも昨季、圧倒的な破壊力を誇った西武打線を四回まで2安打に抑えた。普段はカウント球として使うカーブを勝負球に使うなど、開幕へ向けた準備は整いつつある。

 長らくドーム球場が本拠地だったこともあり「悪天候はウエルカムだと思っていた」。痛恨のミスはあったものの、シーズン前に“雨の甲子園”を経験できたことはプラスだ。

 開幕前最終登板となる24日のオリックス戦(京セラドーム)では打席にも立つ見込み。荒天での経験と自らのミスを糧に、最終仕上げを施していく。

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