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矢野監督“優勝”で神戸に喜びを 24年たっても残る傷…パレードで勇気与える!

 神戸への思いを込めたメッセージを記した色紙を手にする矢野監督(撮影・坂部計介)
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 阪神の矢野燿大監督(50)が17日、阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けた神戸市長田区で開催された「神戸震災復興フリーライブ2019」に参加した。自身は被災していないが、野球を通じて地元・神戸の復興へ後押しを約束。24年が経過した今も苦しむ被災者に、勇気を与える優勝を誓った。

 未曽有の大災害が発生した24年前。矢野監督は中日に在籍していた。震災の恐怖は知らない。ただ、初めて阪神・淡路大震災の復興イベントに参加して感じた。被災者の生活も心も、まだ完全に癒えていない-。

 プロ野球界に身を置く自分たちができることは、野球を通して思いを伝えること。約500人が見つめる中、ステージ上で堂々と宣言した。

 「もちろん優勝したい。優勝を目指していくし、05年からかなり時間がたって、お待たせしているんでね」

 被災者への思いは、以前から強かった。11年に東日本大震災が発生した後は、母校・東北福祉大もある被災地に向かった。2軍監督だった昨年は、西日本豪雨の被害を受けた岡山県倉敷市真備町を訪問した。

 「俺らが大きなことをできるわけじゃないと思う。野球で元気づけるって、そんな簡単なことではない。けど、俺らにできることは俺らが戦う姿を見て、そういうふうに思ってもらえる努力をしていくことしかできないから」。この日の質問コーナーでは、参加者の挙手が相次いだ。注目の高さを感じ、改めて身が引き締まった。

 震災が発生した午前5時46分から12時間後の午後5時46分には参加者と黙とうをささげた。「今シーズンの戦いを見てもらって、頑張ろうと思ってもらえるように、みなさんが復興へ向けて頑張っていることを心にとどめてやっていきたい。また神戸でパレードができればと思います!」。力強い言葉に、会場は大きな拍手に包まれた。

 就任の際に示した“指針3本柱”の一つは「誰かを喜ばせる」。阪神・淡路大震災の被災者にも大いに喜んでもらいたい。新指揮官に、また新しい目標ができた。

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