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鳥谷、ベテラン特権返上 春季C若手と同メニュー 異例の早期調整で遊撃再奪取や

 ショートのポジション奪回へ意気込む鳥谷
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 遊撃に再転向する阪神・鳥谷敬内野手(37)が、ベテラン特権返上で勝負の春季キャンプに入ることが8日、分かった。この日、兵庫・西宮市内のホテルで1、2軍合同スタッフ会議を開催。浜中打撃コーチは昨年末に本人と面談した上で、近年は免除されていた全体練習の志願参加を明かした。3年ぶりの再挑戦。本人も異例とも言える早めの調整で挑む覚悟を明かした。

 短い言葉の中に鳥谷の決意がにじんだ。7日の球団開きから2日続けて甲子園のクラブハウスを訪問。公開されていない室内練習場からは、長く力強い打球音が漏れ聞こえた。3年ぶりの挑戦を決めた2019年。ベテランの声に迷いはなかった。

 「毎年のことなんで。でも、2月の1日から動ける準備をしておきたい」。練習を終えたベテランが、キャンプに向けた意気込みを語った。6月には38歳の誕生日を迎える。球界を見渡しても実績、経験ともにトップクラスの男が描くのは、ショートを奪い返すための早めの調整だった。

 意気込みは首脳陣にも伝えてあった。スタッフ会議に参加した浜中打撃コーチが、キャンプ中の異例とも言える調整法を明かす。「若手と同じ行程をこなしたいとね」。近年、キャンプ中は自主性を尊重。若手と同組でフリー打撃など、練習に参加することはなかった。そんなベテラン特権の返上は、この1年に懸ける覚悟の証明だ。

 「トリの気持ちを尊重したい。例年は別メニューでやっているところをね。若手と競争。決意表明でしょう。まだ体力が落ちているわけじゃない。やってやるという気持ちは人一倍強いと思います」

 昨季は出場機会に恵まれない中、自己ワーストの51安打、打率・232。三塁、二塁と働き場所を移したここ2年は、苦しいシーズンを過ごした。不退転の覚悟で挑む再挑戦。鳥谷自身も調整を早めることで、早期の実戦出場も見据える。「もちろんね、最初から出られる準備はしておきたい」。今後、首脳陣との話し合いにもなるが、結果を出すための体は仕上げておく。

 最近の3年間で見ても、16年は25日・日本ハムとの練習試合。17年は金本前監督のサプライズ起用で8日の紅白戦に出場。DHで1打席に立ったが、本格的には26日の中日戦からだ。昨年も25日の同戦だった。今年2月の対外試合初戦は現状、14日の楽天との練習試合(宜野座)。それ以前にも紅白戦が予定される。「頑張ります」。異例ずくめキャンプから復活ロードを歩む。

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