【アスリートめし】阪神・岩貞、登板当日は焼き魚がルーティン 重要な日は…

 アスリートたちの食のこだわりに迫る企画です。栄養バランス、験担ぎ、大好物など、日々の食事に対する選手なりの考え方を伝えていきます。今回は阪神・岩貞祐太投手です。先発登板日の朝、必ず食べるものとは…。

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 毎日のように出番のある野手と違い、先発ローテ投手であれば、勝負のマウンドは週に1度だけとなる。だからこそ、余計にその1日の重みが増し、こだわりも強くなるというもの。登板日の朝、岩貞は決まって魚料理を胃袋に放り込む。

 「試合の日の朝は絶対に魚料理です。毎回、焼き魚とかをやってもらいますね」

 15年に結婚を発表。甲子園の登板であれば、愛妻の手料理から1日がスタートだ。テーブルには香ばしい香りに包まれた焼き魚が並ぶ。「シャケで結果が出なかったら、次はししゃもを焼いてくれたりとか、ムニエルにしたりとかいろいろです」。バリエーションは豊富。そこに夫を気遣う妻の思いが見える。

 「魚料理の理由は特にはないですけど、食べた時の方がいい結果が多いというか」と岩貞。まだ27歳。「元々は魚よりも肉が好き」なのも当然かもしれないが、勝負の朝の肉料理はしっくりこない。

 「大学の時は全然考えなくて。でもプロに入ってから胃もたれとかするようになって、そういうのを気にしたら肉とか脂ものを避けようかなとなって」

 そう感じるようになってからは、虎風荘に入寮していた時も登板日の朝は迷わず魚をチョイス。「ゲン担ぎというか、どちらかと言うとルーティンみたいなものですね」。これも投手としての「調整法」の一つと言える。もちろん、そうは言っても魚ばかりを食べているわけじゃない。

 重要な登板が近い時には、スペシャルメニューを注文する。「嫁が作る春巻きがめっちゃおいしくて(笑)。次、頑張らないといけないという、気合が入る時は作ってもらって食べるんですよ」。日々の栄養管理が大事なのは間違いないが、左腕の勝負飯の根底にあるのは、愛妻からの無償の愛情だ。

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