阪神・ドラ5川原、創成館初のプロ野球選手に「活躍して恩返しを」

阪神との仮契約交渉を終え、会見する創成館・川原陸=長崎市内のホテル(撮影・高部洋祐)
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 阪神からドラフト5位指名された川原陸投手(17)=創成館=が8日、長崎市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸500万円で仮契約した。(どちらも推定)

 同校初のプロ野球選手は、今春の選抜大会で8強に導いた184センチの大型左腕だ。全国的に名をはせたのは、昨秋の明治神宮大会だ。根尾、藤原のドラ1コンビをはじめスラッガーがそろった大阪桐蔭を準決勝で破り、準優勝。公式戦で唯一、土を付けた好投手である。

 指名あいさつから7日がたち、少しずつ緊張もほぐれてきた面持ちだった。仮契約交渉の席では、引退後の練習内容や私生活のことなども話したという。初めてもらう“給料”についても「まだ思い浮かんでいません」とはにかみながら、「家族に何かの形で恩返しできたら」と笑った。

 創成館が生んだ初のプロ野球選手ということもあり、「長崎がここまで育ててくれた。活躍して恩返ししたい」と抱負を語った川原。目標は、阪神のエースになることだ。今後もプロとしての土台作りにまずは励んでいく。

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