阪神 甲子園で39敗目 球団ワースト記録を23年ぶり更新…

9回から登板した菅野(奥右)の前に三者凡退に終わった阪神打線。手前は最後の打者となった原口
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 「阪神4-9巨人」(9日、甲子園球場)

 阪神が巨人に敗れた。中盤まで接戦だったが、最後は引き離された。これで甲子園球場では39敗目(20勝2分け)。1995年の球団ワースト記録(38敗)を23年ぶりに更新した。借金も今季ワーストの19に膨らんだが、本拠地での借金も19。これまでの最多借金が1978年の17で、10日の本拠地最終戦(DeNA)に勝っても、最多借金となることが確定した。

 試合は接戦となったが、最後は競り負けた。初回、阪神が相手のミスに乗じて先制点を手にした。それでも三回、先発のメッセンジャーが2死満塁から、阿部に右翼線を破られ、適時二塁打で逆転を許す。さらに五回には陽の右越え三塁打で2点を追加された。

 助っ人は5回10安打4失点で降板。8月10日・DeNA戦の勝利を最後に、8戦連続白星から遠ざかった。これが今季最終登板になる見込みで、日米通算100勝は来季以降に持ち越し。4年連続5度目の開幕投手を務めた今季は、28試合の登板で11勝7敗、防御率3・63で終了となった。それでもチーム唯一の2桁勝利到達で、来季も欠かせぬ存在だ。

 それでも六回、ルーキー島田が左翼線を破る二塁打でチャンスメークすると、大山の適時二塁打に相手失策が絡んで、なんとか同点に追い付くなど見せ場を作った。だが、続く七回に登板した桑原が先頭の岡本に32号ソロを浴びるなど、2点を勝ち越された。さらに八回にも代わった望月が、岡本に2打席連発となる33号2ランを浴びるなど、3失点で勝負あった。桑原が3敗目。

 これで今季、巨人戦は8勝16敗、1分けと大きく負け越して終了。本拠地でまたも勝てず、既に17年ぶりの最下位が確定しているチームに、また1つ負の記録が更新された。

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