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藤谷 代打でプロ初サヨナラ本塁打 打者転向2打席目

 9回、サヨナラ本塁打を放つ藤谷(撮影・北村雅宏)
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 「2軍練習試合、阪神2-1トヨタ自動車」(14日、鳴尾浜球場)

 力強い白球がネットを揺らした。その瞬間、ベンチから大歓声と共に仲間が飛び出した。打者に転向して2打席目で、阪神・藤谷が人生初のサヨナラ本塁打。「頭をたたかれても、それでも幸せでした」。仲間からの手荒い祝福がうれしくて、白い歯を見せて笑った。

 同点で迎えた九回。先頭打者として、代打がコールされる。追い込まれてからの5球目。スライダーが甘めに入ってきたところをフルスイングした。力いっぱいはじき返された打球は、長い滞空時間を経て左翼ポール際へ。打者専任15日目の男のバットが、試合を決めた。

 「マイナスからのスタート。10倍…100倍やらないと」

 連日の振り込み。家族と過ごす時間を削って、休日練習に取り組んだ。手はマメだらけ。神様は、きちんとご褒美を与えてくれた。6日・大阪ガス戦での内野安打デビューに続いて、今度は家族が見守る前でのどでかいアーチ。「娘は寝ちゃってて、その歓声で起きてくれました」。妻・有莉亜さんはにっこり笑い、喜びをかみしめた。

 必死の思いをバットへ乗せた。「これは忘れられない、絶対に」。思い出に残る一打。今度は記録に残る快音を。待望の公式戦デビューに向け、試合後は再びマシン打撃と向き合った。

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