5時間超の大激戦を制す 延長逆転サヨナラでトラ最下位脱出

 11回、サヨナラ犠飛を放ち、ナインの祝福を受ける北條(中央)=撮影・高部洋祐
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 「阪神10-9ヤクルト」(4日、京セラドーム大阪)

 阪神が5時間11分の大激戦を制し、最下位を脱出した。

 1点を追う十一回、1死一塁。糸原の左前の打球を左翼手が後逸。ボールが左翼フェンスまで到達する間に、一塁走者が生還して追いついた。なお、1死三塁。北條の犠飛でサヨナラ勝ちした。

 チーム一丸、執念を発揮した試合だった。先発のメッセンジャーが、2点リードの四回に突然の大乱調。6安打を集中され、一挙6点を失った。メッセンジャーの1イニング6失点は14年9月9日、巨人戦以来、自身2度目のワーストタイ記録。頼みの助っ人が打ち込まれ、重苦しいムードが漂った。

 五回にも1点を加えられ、5点ビハインド。だが、その裏に反撃を開始した。ロサリオの2点二塁打で2点を返し、4-7。六回は北條、糸井の適時打で1点差に迫り、陽川がバットを折られながらも執念の適時打を放ち、ついに追いついた。

 押せ押せの七回には、梅野の二塁打をきっかけに2死満塁。4番でスタメン復帰した糸井が、押し出しの四球を選んで勝ち越した。 試合は延長にもつれ込んだが、今季初めて5点ビハインドをはね返しての逆転勝利。最後まで球場に残っていた虎党のボルテージが一気に高まった。

 ヤクルトは1点リードの九回、2死。守護神ドリスを攻め、ここから青木の二塁打、山田哲の四球で2死一、二塁。バレンティンが左前適時打を放ち、同点とした。延長戦に突入し、迎えた十一回。先頭の畠山の二塁打と犠打で、1死三塁。途中出場の上田が適時打を放った。だが、その裏に痛恨の逆転負け。3位に転落し、借金3となった。

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