メッセ、フル回転歓迎「勝つためにやっている」虎最下位も自力V復活

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が2日、フル回転でチームの勝利に貢献していくことを誓った。この日、広島が敗れ、1日にして自力優勝の可能性が復活した。まずは先発予定の5日・ヤクルト戦(京セラ)で11勝目を狙う。疲れ知らずの豪腕が投げて投げて投げまくる。

 7月の球宴で2回無失点と好投した京セラドームのマウンド。「マウンドが高く感じられ、気に入っている」と自信をのぞかせたメッセンジャー。先発陣の不調が続く中、今後は中5日での先発も考えられるが「ここ9年はずっとそんな感じ。8月になるといっぱい投げさせてもらえる」と、ハードな登板間隔を喜んでさえいる。

 昨季は8月に打球を受け、「右足腓骨(ひこつ)骨折」で戦線離脱。その影響もあって投球回数は143回にとどまった。今季はここまで18試合に登板し、115回1/3という成績。「そこに関しては常に達成したい目標ではある」と言う2014年以来の200イニング到達も不可能な数字ではない。

 その目標はリリーフ陣の負担軽減にもつながる。最近10試合で先発が6回を投げきった試合はわずか2試合。そのうち1試合はメッセンジャーが投げた22日・DeNA戦(横浜)だ。「自分が投げた時は長いイニングを」と意気込む姿が頼もしい。

 チームは1日の中日戦(ナゴヤドーム)に敗れて単独最下位、今季最多の借金8と苦境に立たされている。仕切り直しを託されたエースは「自分自身が負けず嫌いだから、順位とか関係なく、自分が勝つためにやっているので。勝つためのピッチングをしていきたい」と力を込めた。自らの勝利を追求し、チームの勝ちに直結させていく。

 この日は甲子園でキャッチボールなどで汗を流した助っ人右腕。驚異のスタミナでゲームを支配していく。

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