ナバーロ、後半戦活躍予感 初回先制打!2安打2打点3出塁

 「阪神3-4巨人」(16日、甲子園球場)

 初めて肌で感じた雰囲気に、モチベーションは自然と上がっていた。見渡せば黄色とオレンジ色のきれいなコントラスト。初めて見る景色の中で、阪神・ナバーロが2安打2打点と活躍した。伝統の一戦でその存在感は光った。

 まずは初回。助っ人の一撃から、試合は動き出した。福留&陽川の連打で回ってきた、2死からの先制のチャンス。これに見事応えた。その4球目、136キロのツーシームを捉えると、打球は右前へ。二走・福留が一気に生還し、まずは先手を取った。

 四回にも中前へはじき返し、2度目となるマルチ安打をマーク。それでも真っ先に口をついたのは、反省の言葉だった。「最後の打席。チャンスを生かせなかったことが悔しい」。振り返ったのは八回だ。1死二、三塁で回ってきた第4打席。この場面で打点こそ挙げたが、遊ゴロに倒れていた。

 日本の環境に慣れようと、毎日が必死だ。練習前のあいさつは「オハヨウ」、練習後には「ヨイ、イチニチヲ」と笑う。来日してから約1カ月。基本的な日本語を繰り返し、覚えようと努力してきた。「勝利が一番大事。勝ちたかったし、勝つためにチームに来たので」。初めてのウル虎ユニホームをまとい、唇をかんだナバーロ。五回の守備では吉川尚の左前打を捕球し損ない、ピンチを広げるミスもあったがバットでは仕事を果たした。次戦こそ、勝利に結びつく一打を放っていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス