陽川“打ち直し”で値千金の先制3ラン

7回、先制3ランを放つ阪神・陽川尚将=横浜スタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「DeNA-阪神」(26日、横浜スタジアム)

 阪神が0-0で迎えた七回、陽川の3ランで均衡を破った。

 この回、先頭の植田が中前打でチャンスメークすると、続く福留の打席でDeNAベンチは継投を選択。代わったエスコバーに対し、福留が中前打でつなぎ、一、三塁を作った。

 糸井は遊飛に倒れたが、続く陽川だ。1ボール2ストライクから5球目、一塁ファウルゾーンに飛んだフライを、一塁手・中川大が落球。命拾いした陽川は続く6球目、真ん中高めのつり球、155キロをフルスイングした。

 高々と舞った打球は、バックスクリーン右に飛び込む先制の第2号3ラン。3日の西武戦(メットライフ)以来、16試合ぶりの一発が飛び出した。

 「相手のミスもあり、もう一度チャンスを貰ったので。犠牲フライでも1点という気持ちで思い切って打ちました。自分のスイングで捉えることができました」

 チームは交流戦終盤から、引き分けを挟んで5連敗中。打撃不振で降格したロサリオの代役として、成長著しい若虎が一振りで試合の流れを手繰り寄せた。

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