虎2位浮上 最終回ドリス打ち込まれるも逃げ切る 貯金は最多タイの「2」

9回、中日・松井雅人の打ち上げた打球の行方を指さす阪神 ラファエル・ドリス=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神7-5中日」(6日、甲子園球場)

 阪神はゴールデンウィーク最後の一戦に勝利。連勝で2カード連続勝ち越しに成功した。5月に入って4勝1敗とし、貯金も今季最多タイの2とし、敗れた巨人と入れ替わって、2位に浮上した。

 試合は1点を先制された直後の二回、1死一、三塁から高山の二ゴロで同点に追い付くと、四回には福留の左犠飛で勝ち越しに成功した。

 六回には、代わった2番手・谷元を攻め立てた。先頭の糸井が左前打で出塁。続くロサリオの打席で二盗を決めると、暴投も絡んで無死三塁。ロサリオの四球を挟み、続く福留の打球は二塁前で高く跳ねた。二塁手・堂上は本塁に送球したが、糸井の走力が上回って3点目のホームに滑り込んだ。

 さらに高山の右犠飛で1点を追加すると、2死一、三塁から鳥谷が4月15日のヤクルト戦以来のタイムリーとなる左越え二塁打を放ち、2点を加えた。この回一挙5点を奪い、試合を決めた。

 鳥谷は三回にも左前打で出塁した。「1番・二塁」に定着していた上本が、5日の中日戦で初回に左膝を負傷。この日、出場選手登録を抹消された。金本監督も「心配ですし、ちょっと痛い」と肩を落とす中、5試合ぶりのスタメンでベテラン健在を見せつけた。

 先発の岩貞は先制された二回、無死満塁のピンチを背負いながら、最少失点で切り抜けた。その後は粘りの投球で、6回を投げて7安打1失点で2勝目。

 「苦しい場面も多かったが何とか抑えることができました。いつも打線に点を取ってもらってありがたいです。しっかり集中してチームの勝利のために投げていきたい。来週1週間は大事な週になると思うので選手全員で頑張っていきたいと思います」とファンにアピールした。

 八回に石崎が高橋に3ランを浴び、九回には守護神・ドリスもアルモンテに5号ソロを許し、さらに1死満塁のピンチを招いたが、苦しみながらも後続を切って11セーブ目。

 阪神は今後は休養日を1日挟み、8日からは巨人、広島との6連戦を戦う。

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