小野が5回5失点 制球難で役割果たせず

 「広島-阪神」(28日、マツダスタジアム)

 阪神の先発・小野泰己投手が5回を投げ3安打5失点(自責点4)自己最多となる7四球で降板した。

 初回に打線の援護を受けて安定した投球を見せていたが突如、2点リードの三回に乱れた。先頭のジョンソンに四球を与えるなど3つの四球が絡み、1死満塁。迎えた4番・鈴木の6球目、高めに浮いた112キロのカーブと捉えられた。打球は一直線に左翼席へ到達。今季初被弾となる満塁本塁打を浴びた。

 四回以降も毎回走者を背負ったが、粘り強い投球で追加点は許さず。5-5で迎えた六回、打席を迎えたところで代打・鳥谷を告げられ、降板。先発としての役割を果たすことができないままにマウンドを降りた。

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