阪神5度目の逆転負け メッセ暴言退場が誤算

 「阪神1-5広島」(12日、甲子園球場)

 阪神が今季5度目の逆転負けで連勝は2でストップ。今季初の同一カード3連戦3連勝はならなかった。

 誤算は先発・メッセンジャーだった。開幕から登板3連勝を目指したマウンド。1点を先制した直後の二回、安部、堂林、磯村の3連打で1点を失うと、2死一、三塁から菊池に右前適時打を浴び、勝ち越しを許した。

 さらに丸を歩かせると、なおも2死満塁で松山の打席。フルカウントから、際どいコースの直球をボールと判定された。押し出し四球で失点を重ね、球審・白井に詰め寄るような形で暴言を吐き激高。この行為に球審が退場を宣告した。

 金本監督や香田投手コーチらが出て抗議したが、覆らず「メッセンジャー投手を暴言により退場処分とします」とアナウンスされた。初回にも際どい判定から2四球。イライラが募っていたようだが、助っ人は無言でクラブハウスへと戻った。メッセンジャーの退場処分は2010年9月8日・中日戦以来。この時は危険球での退場で、審判への暴言での処分は来日9年目で初めてだった。

 この回は代わった石崎ピンチを脱したが、七回に高橋聡が2点を失った。攻撃陣は初回、無死満塁からロサリオが中犠飛。助っ人の甲子園初打点で先制したが、なおも1死一、三塁で福留が遊ゴロ併殺。二回以降は広島・先発の岡田に、六回まで無安打に抑えられた。

 それでもリーグ連覇の王者・広島との今季初対戦で2勝1敗。カード勝ち越しを決めた。13日からはヤクルトとの3連戦。先発は今季初勝利を目指す藤浪となっている。

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